【妄想】勝手にあのゲームの説明書をつくってみたよ、という人がいるといいのに

はじめに

  • わたしのようなファミコンスーファミ世代の人間にとって、今のゲームに説明書が無いのはとても口惜しいことだ。なぜって、ゲームの説明書を読むのはとても楽しいことだから。
  • 操作方法がわかればそれで良いってものじゃない。説明書オリジナルのイラストはパッケージイラストよりもちょっと雑で味があるし、ストーリーやキャラやアイテムの説明が本編と微妙にずれてるのも一興だし、イラストキャラの「ボコってぐんぐん強くなる!!」みたいな雑な台詞でゲームシステムが説明されてるのも素敵としか言いようがない。
  • だけど、今のゲームってなぜか説明書がついてない。まあ、今はチュートリアルがとっても丁寧だから、説明書なくたってプレイはできるものね。だけど、説明書があればあったで楽しいと思うのだよ。

どんなゲームの説明書がほしいのか?

  • インディーの、レトロな感じのゲームに説明書がついてたらうれしい。『フェノトピア』とか『ホロウナイト』とか『UNDERTALE』とか。あと、インディーじゃないけど『どうぶつの森』にも説明書があるといいかも。たぬきちとしずえのイラストがちりばめられていて、主に吹き出しの中の台詞でゲームシステムを説明してくれるみたいなのが良いなあ。
  • 逆に、『ラストオブアス』みたいなリアルでシリアスなゲームだと説明書は無い方が良いかも(やったことないけど)。キャライラストの台詞が「さあ君は生き延びられるかな?」とかだったらかなり萎えるし。

すでに代用品はあるのでは?

  • ゲームの公式ページも結構似たようなノリで作られている気はする。あと、ファンの人がつくった攻略サイトとか紹介サイトとかもそうだ。
  • ただ、ゲーム説明書特有のあの「ゆるさ」は再現されてないと思う。公式ページはあくまで「売ること」に特化してるし、攻略サイトや紹介サイトは「説明すること」に特化している。しかしわたしは、「機能」ではなく「ゆるさ」を求めているのだ。

誰がうれしいの?

  • わたしはうれしいよ? 気に入ったゲームの説明書なら300円くらい払っても構わない。

どうすればいいの?

  • まず、ファミコンスーファミのゲーム説明書を大量に入手してパターンを分析する。しかるのちに、大まかなフォーマットをつくる。RPGとかパズルとかシューティングとか、ジャンルごとでパターン化できないかなあ。
  • 次に、その大まかなフォーマットに必要な情報を落とし込んでいく。ストーリー、ボタン操作、キャラ説明、アイテム説明、ゲームシステム説明。レイアウトは、レイアウトの入門書でも買ってきて適当に真似すればいい。
  • そして一番重要なのが「ゆるいイラスト」と「ゆるい台詞」だ。ここらへんはフォーマット通りにはできない、一種の職人芸の世界になってくる。80~90年代のアニメ・漫画文化を勉強することも必要かもしれない。たぶん、当時のコロコロコミックが最重要文献のひとつになると思う。
  • pdfデータのままでもいいけど、できれば印刷して冊子にしたいよねえ。同人誌の世界ってぜんぜん知らないのだけど、コミケで売るとかね。ゲームの普及活動と考えるなら、無料配布というのも手だと思う。

乞食みたいなこと言ってないで自分でつくったら?

  • 乞食にも妄想する自由はある。でも、いつかやってみたいなあ。画力が無いのだけど、3年くらい絵の練習したりして。あと、参考資料として昔の説明書も細々と集めないと。
  • 存在しないゲームの説明書をつくる、ってのも面白いと思う。