日記
Liz and the Blue Bird is a movie that I consider to be one of the best I've seen in recent years. It's a side story connected to the Sound! Euphonium anime series. Unlike the main storyline, which explores complex relationships within the club, this movie focuses on the delicate interaction between the two girls named Mizore and Nozomi.
My favorite character in the Sound! Euphonium series is Yoroizuka Mizore. Despite being excessively introverted and quiet, she captivates me with her fragile heart and sensitive expression, both through her performance and subtle gestures. The peacefulness of her oboe solo reminds me of the guitar solo by Aoba Ichiko in her early 20s.
コメント
何でも世間から数年遅れ(へたしたら十数年遅れ)の私は、今さらながら『響け! ユーフォニアム』を見て心をやられている。1期と2期をぜんぶ見終わったあとで、『リズと青い鳥』という映画作品もあることに気づいた。本編で一番好きなキャラが鎧塚みぞれだったので軽く狂気しましたよ。でもファンの人は数年前にすでに狂気し終わっていたんだろうなあ。わたしはもう少し世間と和解した方がいい。(あ、狂気じゃなくて狂喜だった。まあ、どっちでもいいけど)
本編のみぞれはいかにもアニメ的な美少女キャラだったけれど、わたしは映画版のキャラデザインの方が好きだ。本編よりももっと弱々しく繊細な表情になっていて、そして、ほつれた髪がみぞれの浮世離れした性格をうまく表現していると思う。『響け! ユーフォニアム』で唯一苦手なのは体育会系的な「みんなで金賞を取ろう!」というノリなのだけど、そういうノリからずれているところが私がこのキャラクターに惹かれる理由のひとつかもしれない。本編とちがって、たった2人の関係性をひたすら突き詰めて行くだけの映画なので、人によっては閉鎖的で単調だと感じるかもしれない。でも人間関係をこのように極限まで狭めることによって、本編にはない静謐な空気を生み出すことに成功している。そしてこの静謐さがあるからこそ、みぞれのオーボエ演奏があんなにも印象的なものになったのだと思う。