アニメ

【アニメ感想】『ゆるゆり』第7話まで

第7話 「くり済ませり」Amazon ピングドラムと新劇場版エヴァを立て続けに見て、次は思いっきり軽い内容のアニメがいいなあ、と思って手を出したんだけど、意外ときつい。きついのは主人公のあかりの扱いで、「いじり」を通り越してほとんど「いじめ」になって…

【映画感想】『さようなら全てのエヴァンゲリオン』

さようなら全てのエヴァンゲリオン ~庵野秀明の1214日~ 後編Amazon 『エヴァ』の新劇場版4部作を見終わって、ドキュメンタリーの『さようなら全てのエヴァンゲリオン』も見た。ぐちぐち文句を言いながらもちゃんと全部見たのだから、やっぱり面白かったん…

【アニメ感想】エヴァンゲリオン『Q』『シン』

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q緒方恵美Amazon シン・エヴァンゲリオン劇場版緒方恵美Amazon ぐちぐち文句をいいつつも、結局ぜんぶ見てしまった。 で、残り2作についてもたくさん文句があるのだけど、ただの愚痴にならないように、それなりに分析的に見てい…

【アニメ感想】『エヴァンゲリオン序・破』

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序緒方恵美Amazon ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破緒方恵美Amazon 実は、エヴァをちゃんと見たのは今回が初めて。ピングドラムを見終わって、次に見るものが無くなってしまったので手を出した。 今のところの感想は、「映像はすごい…

【アニメ感想】「輪るピングドラム」ラストまで

第24駅 愛してるAmazon やっと見終わった。しんどかった。 この作品は、この作品世界の中でしか通用しないシステムで成り立っている。で、そのシステムを構築する要素として、運命とか、贈与とか、罪とかがある。で、そのシステムをちゃんと理解しないとこの…

【アニメ感想】「輪るピングドラム」20話まで

いかん、感想書くのをサボってるうちに、もうついて行けなくなってる。もう手遅れかもしれないけれど、気づいたことをメモしておこう。 第20駅 選んでくれてありがとうAmazon 「こどもブロイラー」を出す意味ってなに? 「こどもブロイラー」というのがよく…

【アニメ感想】「輪るピングドラム」13話まで

第13駅 僕と君の罪と罰Amazon また、気づいたところをつらつらと書いていこう。 「95」の事件を扱う必然性は? この作品は一見、ほとんどリアリティを無視しているように見える。たとえば陽毬の病気がなんなのかというのは全く語られないし、通行人はみんな…

【アニメ感想】家なき子レミ

私のお母さんAmazon レミのキャラデザインがかわいくて見始めたアニメ。半年くらい前に見終わったのだけど、ふと思い出したのでつらつら思い出を書いてみます。 半端でない貧乏 19世紀ヨーロッパの貧乏は半端ではない。貯金も社会保障も無い旅芸人のヴィタリ…

【アニメ感想】「輪るピングドラム」6話まで

第6駅 Mでつながる私とあなたAmazon いつの間にかAmazonプライムで見られるようになっていたので見ている。 この作品は、たしかリアルタイムで見てた。で、半年くらい前にまた見始めたのだけど、忙しくなって20話くらいまで見てやめた。つまり、見るのは今…

【アニメ感想】『映像研には手を出すな!』 ラストまで

芝浜UFO大戦!伊藤沙莉Amazon 『映像研』の3人は、どう考えても高校生レベルではない。だから「手を出すな!」ってことなんだろうけれど、それじゃあ逆に、なんでこの人たちは高校生をやっているんだろう? 最終話が近づくにつれて、高校生であることはもは…

【感想】『映像研には手を出すな!』(アニメ版)7話まで

私は私を救うんだ!伊藤沙莉Amazon アマゾンプライムでちまちま見ています。 馬鹿みたいな感想だけど、ひたすら楽しい。自分もアニメつくる人だったらよかったのに! とこれまでの自分の人生を全否定したくなるくらい楽しい。 ストーリーのリアリティを求め…

ゲド戦記の名前の悩ましさ

ゲド戦記に出てくる登場人物は、みんな動物や植物や鉱物の名前を通り名としている。たとえば主人公はハイタカで、親友はカラスノエンドウ。魔法学校で会った憎いあんちくしょうはヒスイだ。彼らはみんなそれぞれ真の名前を別に持っている。たとえば主人公の…

【アニメ感想】『イノセンス』素朴な心身二元論

はじめに 『電脳コイル』を見終わったあと、次に見るものがなくてしばらくアニメ鑑賞を休んでた。ひさしぶりにアマゾンプライムを漁っていたらこれが見つかった。 もともと攻殻機動隊シリーズにはあんまり興味ない。とにかく、わたしはかわいいものが出てこ…

【感想】電脳コイル(ラスト)

我慢できなくなって最後は4話連続で一気に見た。 最後の方ではおばちゃんたちが早口で一気のこの世界の裏設定を教えてくれるのだけど、いっぺんに言われてあまり頭に入ってこなかった。半年くらいしたらまた最初から見直すかなあ。 以下、今の時点で気づいた…

電脳コイル(21話まで)

通路の向こうの世界が怖すぎる。寝る前に観てるので、怖くて眠れなくなって睡眠不足気味だ。 あの世の描写っていろんなのがある。すごく変なのだと、チュツオーラの『やし酒飲み』という小説では、あの世は現世から歩いていける距離にあって、人々はなぜかみ…

電脳コイル(17話まで)

電脳コイルはだんだん緊張感が出てきたけれど、面白いのかどうかよくわからない。浦沢直樹的な謎で引っ張られてるだけのような気もする。 オープニングアニメでの描かれ方からもわかるように、このアニメの主要人物はヤサコとイサコとハラケンだ。3人とも、…

【感想文】電脳コイル(9話まで)

電脳コイルは相変わらずみていて、おもしろいんだけど、「もうメガネ外しちゃえばいいんじゃないの?」と思ってしまう。メガネがあることでいったいどんな恩恵があるのかもよくわからんし。電脳ペットなんて飼わなくても生身のペットを飼えばいいと思う。 た…

【感想文】電脳コイル(5話まで)

今のところのとめどない感想 Amazonプライムで初めて観てる。 20世紀少年的な昭和の子供たちの陰謀論と電脳メガネによるサイバー世界をドッキングさせることで、陰謀論が現実にまで影響を及ぼすようになり大混乱が発生する、みたいなことを描こうとしてるの…

【読書ノート】古谷利裕 『虚構世界はなぜ必要か?: SFアニメ「超」考察』

虚構世界はなぜ必要か?: SFアニメ「超」考察作者:利裕, 古谷勁草書房Amazon 読む動機 抜き書きとコメント i 本書の主題:現実主義に対するフィクションの意味 p4 現実の動かしがたさ p98 リア充グループはなぜ p220-221 フィクションの交叉的な機能 p286 現…

【感想】平家物語(アニメ)

動機 感想文 なぜ今、古典をアニメにするのか 「見るだけの人」から「語るだけの人」へ 祈ることはコスパ悪いけど アニメを見ること自体が祈ることでもあって 動機 Amazonプライムで『小林さんちのメイドラゴン』と『小林さんちのメイドラゴンS』を見終わっ…