2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

【読書ノート】Philosophical Foundations of Climate Change 第1章

第1章 False Starts (間違った出発点) Philosophical Foundations of Climate Change Policy (English Edition)作者:Heath, JosephOxford University PressAmazon イントロ 「山のように考えよ」というレオポルドの言葉は有名だ。しかし、そうした環境哲学…

【雑文】AIに仕事を奪われないか心配なので「心配ないよ」と自分を慰める回

Googleニュースを使っていると、「あなたへのおすすめ」で、ChatGPTとかBingとか、あと、AIに仕事を奪われるとか奪われないとかの記事をよくおすすめされる。そうか、私はそういうことに興味があるのか。不安を押し隠していても、Googleのアルゴリズム様には…

【読書ノート】『アダム・スミス 共感の哲学』

アダム・スミス 共感の経済学作者:ジェシー・ノーマン,JESSE NORMAN早川書房Amazon ちょいと時間に余裕が出てきたので、まとめないまま放置していた本をまとめてみよう。 本書は数ヶ月前に特急列車のなかで読んで、とても面白かった記憶がある。しかし例によ…

【読書ノート】Philosophical Foundations of Climate Change イントロ

Philosophical Foundations of Climate Change Policy (English Edition)作者:Heath, JosephOxford University PressAmazon ヒースの代表的な著作はだいたい読んで、なんでこの人がこういう考え方をするようになったのだろうか、というのはなんとなくわかっ…

【雑文】「わかる」の水準のちがいに打ちひしがれよ。

かなりひどいアトピー性皮膚炎になってしまって、先週まで体中に炎症に広がって大やけどみたいな感じになっていた。ステロイドを塗ったり、抗ヒスタミン薬を飲んだり、保湿剤を塗ったり、加湿器を導入したり、部屋のハウスダストを徹底的に除去したりして、…

【雑文】合理もキツいし、非合理もアレだし。

合理性というのは、必ずしも経済合理性のことではない。「理に適う」というのが合理性ということだ。100円と200円を差し出されたとき、200円を選ぶのは理に適っている。たとえ100円しかほしくないとしても、とりあえず200円もらっておいて、100円は貯金して…

【読書ノート】『ルールに従う』第9章(実質ラスト)

ルールに従う―社会科学の規範理論序説 (叢書《制度を考える》)作者:ジョセフ・ヒースNTT出版Amazon 10章「結論」がまだ残ってるけど、特に新しい話題が出てくるわけではないので、この9章でラストということにしたいと思う。 第9章 規範倫理学 イントロ 道徳…

【読書ノート】『ルールに従う』第8章

本書は再読なのだけど、前に読んだときに一番よくわからなかったのがこの第8章だったと記憶している。書かれてることはわかるのだけど、これまでの議論との関連がよくわからなかった。まあ今回はきちんとまとめながら読んでるから、ついていけるだろう…。た…

【雑文】つまり「現実を無視すんなバーロー」ってことですかコース先生。

企業・市場・法 (ちくま学芸文庫)作者:コース,ロナルド・H.筑摩書房Amazon 「コースの定理」で有名なコースの主著です。自分の論文を書いている中で、「企業ってそもそも何?」ということが気になって、手を出してみたら面白かった。 「企業ってそもそも何?…

【読書ノート】『ルールに従う』第7章

アトピーみたいな謎の奇病にかかってしまって、しばらくセーフモードで生活していたけど、そろそろ日常に戻らなくては。胸が痛痒くてしょうがないし、肌を刺激するのが怖くて髭も剃れない(顎がフサフサしてきた)。この本が何の本だったのかも忘れつつある…