環境

【研究ノート】内部化をするのは誰なのか?

わたしは環境経済学の「内部化」という発想があんまり好きではない。好きとか嫌いとかの問題じゃない、という人がいると思うし、自分でもそう思うけれど、好きじゃないのは本当だ。その一方で、自分の研究をチマチマ進めていくうちに、やっぱり内部化は大事…

【研究ノート】環境プラグマティズムって結局なんなの?

はじめに 環境プラグマティズムが生まれるまで 第一世代の環境倫理学は「内在的価値」のことばかり考えていた。 内在的価値の研究をしたって環境問題解決にぜんぜん役立たないじゃないか これからは環境プラグマティズムの時代だーゼ~!! 環境プラグマティ…

【読書ノート】人新世本の批判的検討:第四章~ラスト

人新世の「資本論」 (集英社新書)作者:斎藤幸平集英社Amazon 前回までのあらすじ 第一章~第三章の落ち穂拾い(扱う問題が横滑りしがち) 第四章 「人新世」のマルクス p158 マルクスは夢中になった。 p169 別に「農村に帰れ」と言っているわけではない。 第…

【読書ノート】人新世本の批判的検討:第一章~第三章

人新世の「資本論」 (集英社新書)作者:斎藤幸平集英社Amazon 読む動機 第一章 気候変動と帝国的生活様式 p13 気候変動対策をしないことが経済学にとっての最適解(?) p16 気温上昇を1.5℃未満に抑えないと人類破局(?) p32 グローバル・サウス 第二章 気…

【感想】Economistの温暖化訴訟記事

www.economist.com 英語の勉強を兼ねて読んでた。 地球温暖化防止のため、環境保護団体が政府や企業を訴えて火力発電所建設とかを差し止めさせてるケースが世界中で増えているとかいう内容。訴訟件数はアメリカがやっぱり多い。日本では訴訟まではいかないけ…

【研究ノート】SDGs論文の準備

はじめに 論点:SDGsってどうよ? SDGsの扱われ方に対する違和感 SDGsを自分事にすることが必要 社会制度や政策のベースとしての市民と教育 じゃあ具体的にどんな教育をすればいいの? とりあえずここまで はじめに 論文を書かないとならない。もうデータも…