勉強ノート
Philosophical Foundations of Climate Change Policy (English Edition)作者:Heath, JosephOxford University PressAmazon 第2章 Climate Change and Growth(気候変動と成長) イントロ 哲学者たちは、気候変動を「世代間正義」の問題と分類しがちだ。そし…
第1章 False Starts (間違った出発点) Philosophical Foundations of Climate Change Policy (English Edition)作者:Heath, JosephOxford University PressAmazon イントロ 「山のように考えよ」というレオポルドの言葉は有名だ。しかし、そうした環境哲学…
アダム・スミス 共感の経済学作者:ジェシー・ノーマン,JESSE NORMAN早川書房Amazon ちょいと時間に余裕が出てきたので、まとめないまま放置していた本をまとめてみよう。 本書は数ヶ月前に特急列車のなかで読んで、とても面白かった記憶がある。しかし例によ…
Philosophical Foundations of Climate Change Policy (English Edition)作者:Heath, JosephOxford University PressAmazon ヒースの代表的な著作はだいたい読んで、なんでこの人がこういう考え方をするようになったのだろうか、というのはなんとなくわかっ…
ルールに従う―社会科学の規範理論序説 (叢書《制度を考える》)作者:ジョセフ・ヒースNTT出版Amazon 10章「結論」がまだ残ってるけど、特に新しい話題が出てくるわけではないので、この9章でラストということにしたいと思う。 第9章 規範倫理学 イントロ 道徳…
本書は再読なのだけど、前に読んだときに一番よくわからなかったのがこの第8章だったと記憶している。書かれてることはわかるのだけど、これまでの議論との関連がよくわからなかった。まあ今回はきちんとまとめながら読んでるから、ついていけるだろう…。た…
企業・市場・法 (ちくま学芸文庫)作者:コース,ロナルド・H.筑摩書房Amazon 「コースの定理」で有名なコースの主著です。自分の論文を書いている中で、「企業ってそもそも何?」ということが気になって、手を出してみたら面白かった。 「企業ってそもそも何?…
アトピーみたいな謎の奇病にかかってしまって、しばらくセーフモードで生活していたけど、そろそろ日常に戻らなくては。胸が痛痒くてしょうがないし、肌を刺激するのが怖くて髭も剃れない(顎がフサフサしてきた)。この本が何の本だったのかも忘れつつある…
ルールに従う―社会科学の規範理論序説 (叢書《制度を考える》)作者:ジョセフ・ヒースNTT出版Amazon 間が空いてしまって、まとめるのがおっくうになってるけど頑張ろう。たぶんこの章は本書のひとつの山場です。「ルールに従う」というタイトルの意図を端的に…
ルールに従う―社会科学の規範理論序説 (叢書《制度を考える》)作者:ジョセフ・ヒースNTT出版Amazon 第5章 選好の非認知主義 イントロ 経済学者たちは選好は所与であると考えがちだ。好きなものは好きなんだからしょうがない。非合理なものなのだよ、という風…
ルールに従う―社会科学の規範理論序説 (叢書《制度を考える》)作者:ジョセフ・ヒースNTT出版Amazon 4章から言語哲学やら認知哲学やらの話が入ってきて闇鍋の体を成してきた。だんだん頭がこんがらがってくるけどがんばろう。これまでの議論を雑に整理すると…
ルールに従う―社会科学の規範理論序説 (叢書《制度を考える》)作者:ジョセフ・ヒースNTT出版Amazon やっと3章読み終わった。 この本は難書な上に高いのに日本ではなぜか人気があってAmazonレビューが10件もついている。一方、原書ではたった2件しかついてな…
集合的選択と社会的厚生作者:アマルティア セン勁草書房Amazon 第7章 個人間での集計と比較可能性 ああ、やっと7章読み終わった。けっきょく1ヶ月近くかかったわけか。しかも、あちこちわかんないところが残ってる。「序数型」ってけっきょくなんなんだい。…
ルールに従う―社会科学の規範理論序説 (叢書《制度を考える》)作者:ジョセフ・ヒースNTT出版Amazon ああ、並行的に読んでる本とか並行的に遊んでるゲームとか並行的に観てるアニメとか並行的に気に病んでる諸々のこととかがいろいろあるのでなかなか進まない…
集合的選択と社会的厚生作者:アマルティア セン勁草書房Amazon 第6章 コンフリクトとジレンマ 有名なセンの「リベラルパラドックス」が登場する章。ただ、数理的な「第6*章」の方はたった3ページしかないし、証明もすごく簡単だ。それよりも、その含意を普…
集合的選択と社会的厚生作者:アマルティア セン勁草書房Amazon 第5章 価値と選択(匿名性、中立性、反応性) 今のところ、だいたい1週間に1章くらいのペースで進んでる。全部で11章だから、野暮用が入ってもなんとか年内には終わらせられるかな…。 この本は…
ルールに従う―社会科学の規範理論序説 (叢書《制度を考える》)作者:ジョセフ・ヒースNTT出版Amazon 合理性について勉強する必要があってセンの『集合的選択と社会的厚生』をちびちび読んでいるのだけど、ヒースの方も読む必要がありそうなので並行的に読んで…
集合的選択と社会的厚生作者:アマルティア セン勁草書房Amazon 第4章 社会的決定関数 前回の復習と今回のねらい 前章は「社会的厚生関数」というやつを取り上げて、この社会的厚生関数に常識的な条件を加えただけで必ず独裁者が発生してしまうというアローの…
集合的選択と社会的厚生作者:アマルティア セン勁草書房Amazon 第3章 社会的厚生関数 前回のあらすじ 前回は集合的選択ルールというやつが出てきた。つまり、人々のいろんな選好パターンを放り込んだら社会として何を優先すればいいかというアウトプットを出…
資本主義と自由 (日経BPクラシックス)作者:ミルトン・フリードマン日経BPAmazon これまで私が読んだ一般向けの経済学の本だと、フリードマンはだいたい悪者扱いされている。こないだちょっと読みかけて積ん読になってる『複雑系の経済学入門』という本だと、…
集合的選択と社会的厚生作者:アマルティア セン勁草書房Amazon 第2章 集合的選択ルールとパレート比較 この章から、個人の選好からどういう風に社会的決定を導き出すか、という話に入る。いつものことだけど、以下はあくまで自分の理解でのまとめ方。本文に…
合理性ってなんなんだろう、というのを勉強しようとして、サイモンの『人間活動における理性』を読み直してみたけれど、最初の1章だけまとめてみて、ちょっとこちらの考えているのと方向性がちがうなと気づいた。 たぶんサイモンは、あらかじめ何らかの問題…
cruel.hatenablog.com サイモンの『意思決定の科学』を2章までまとめて、サイモンが人間の意思決定や問題解決プロセスをどんな風に考えているのかが大体わかった。ただ、その前提にどういう合理性観があるのかはあまり詳しく書かれてなかった。今私が興味が…
意思決定の科学作者:ハーバート・アレクサンダー・サイモン,稲葉元吉産業能率大学出版部Amazon 第2章 経営の意思決定過程 第2章 経営の意思決定過程 イントロ 意思決定者としての経営管理者 諸局面の交錯 意思決定技能の開発 組織的意思決定に対する経営管理…
意思決定の科学作者:ハーバート・アレクサンダー・サイモン,稲葉元吉産業能率大学出版部Amazon まとめるのをしばらくサボってたけど、今やってる合理性云々の話とも絡んできそうなので、やっぱりまとめてみる。興味のつづく限り。 1章 会社は機械によって管…
意思決定の科学作者:ハーバート・アレクサンダー・サイモン,稲葉元吉産業能率大学出版部Amazon このところサボってたけど、AIの勉強はまだ続けている。 本書は、大ざっぱに言うと、コンピュータの登場によって経営はどう変わるか(あるいは変わらないか)と…
Morality, Competition, and the Firm: The Market Failures Approach to Business Ethics (English Edition)作者:Heath, JosephOxford University PressAmazon 3_Business Ethics without Stakeholders イントロ わたしは、企業に社会的責任はない、なんて…
Morality, Competition, and the Firm: The Market Failures Approach to Business Ethics (English Edition)作者:Heath, JosephOxford University PressAmazon 2_Stakeholder Theory, Corporate Governance, and Public Management 2.1. Introduction 株主…
Morality, Competition, and the Firm: The Market Failures Approach to Business Ethics (English Edition)作者:Heath, JosephOxford University PressAmazon 1_A Market Failures Approach to Business Ethics イントロ 利潤最大化と自己利益はちがう概念…
このごろ、エシカル消費やらフェアトレードやらについて勉強しているのだけど、なんだかピンときていない。 何がピンと来ていないのか。まず、自分自身、フェアトレード商品なんて買ったことない。もうちょっとお金持ちになったら買うかもしれないけれど、今…